メタリック文字
さてこのサイトで主に使っているこのテクニック。
今回のキーワードは「マッピングを駆使すること」です。
では実際に作ってみましょう。
まず元となる文字を挿入します。
では次にカラーリングリモコンを使って白黒の縦のグラデーションを使用します。
混ざり具合は一番左(混ざり無し)から右ボタンを2〜3回程度押して更新します。
このようになりました。真ん中は若干灰色がかっている、これがひとまずこの後必要なので…
さて今回のキーワードです。モデリングリモコンより、この「マッピング」を使用します。
対照の文字を今回は背景の白とかぶらないように、
黒が残るようにするために最大透過率を最大、つまり一番右に移動させ、
黒い色ほど残る「透過率:明色>暗色」にチェックを入れて
更新を押します。すると、
このように先ほどの文字の下半分だけ残りました。
このとき真っ白に設定していた部分は選択範囲に反映されません。
つまり、どのような効果を入れてもこの四角い枠で囲まれた部分しか適用されないわけです。
では同様にもうひとつ同じ文字を挿入しましょう。
これをまず色を先ほどとは色を逆の配置にして、
下のように黒の文字がちょうどほんの少し見えるかまったく見えなくなるかに文字を移動させます。
もちろん文字は太くさせていません。
このようになりました。先ほどと同じ設定でマッピングをします。
このように境界部分が灰色の2分割された文字が出来上がりました。さぁこれがメタリック文字の原型です。
あとは色を付け加えるのみです。下の2枚の写真をご覧ください。
まず上の写真は、半分上の部分を「白から灰色」のように、
「比較的指定した色よりも明るい色」から「指定した色かちょっと暗めの色」、
下の写真は、半分下の部分を「黒と灰色の中間色から灰色」のように、
「比較的指定した色より暗い色」から「指定した色かちょっと暗めの色(上の写真と同じ)」に設定し、
縦のグラデーションをそれぞれ施します。配色的にも、この色の関係は必要だと思います。
また、上の写真のグラデーションの色の順番を逆にしてもさほど変わらないのでそこはお任せします。
さぁこのようになりました。実質上これで完成なのですが、わかりやすくするために輪郭を与えましょう。
Step1~4を見てきた方はもう説明は要りませんね。下のような流れです。ちなみに輪郭の後はボカシ幅3を使用しました。
同じ文字を追加し、
それを一番奥へ移動させ、適当な大きさに太らせ、
輪郭の色を指定し、ボカすかどうかは個人の自由ですが一応ぼかしました。
さぁ完成しました!このように、要領と流れさえつかめば、どこかにあるような光沢的な文字を自分でも作れます。
ちなみに例として、青系の色を使うとこんな感じ。
時間はかかると思いますが、参考になってくれれば嬉しい限りです。頑張ってください!
参考例: